神戸学院大学現代社会学部 現代社会学科の3つのゼミ(清原・岡崎・日髙ゼミ)が、兵庫県養父市・豊岡市と連携し、若者の視点から地域の活性化に取り組むプロジェクトです。2020年のコロナ禍で本プロジェクトは活動を大きく制限されることとなりましたが、学生たちは、町の魅力を発信する音楽・映像・キャッチコピー・ポスター作品を制作し、地域の課題解決をめざした政策提言をおこないました。
※この事業は、兵庫県の令和二年度大学等との連携による地域創生拠点支援事業補助金の支援を受けて実施しています。
◆「たじま未来プロジェクト」の紹介(「神戸学院大学のNEWS」)
https://www.kobegakuin.ac.jp/news/5d60012b19db4fe8833c.html
2020年度<たじま未来プロジェクト>の歩みと活動記録
2020年度は兵庫県養父市をフィールドとしてプロジェクトに取り組みました。1泊2日の現地宿泊を含めて実習を行う予定でしたが、新型コロナウイルス禍のために現地を訪問して直接お話を伺うことができなくなりました。そこで、現地の方々に作成していただいた取材動画で学習したり、オンラインでインタビューしたりするなどの工夫を凝らしました。
7月31日には、成果発表会をオンラインで開催しました。養父市から広瀬栄市長、本間孝子理事、兵庫県から今井良広地域創生局長、宮口美範但馬県民局地域政策室長を迎え、清原ゼミ5つの班は政策提言を、日髙ゼミ4つの班はキャッチコピーとポスターを、岡崎ゼミは4つのチームの動画作品とミュージックビデオ「RESTART〜星空はシンフォニー〜」を発表しました。

広瀬市長からは、「現地に来ていただくことはできなかったが、逆に先入観の入っていない課題を素直に、私たちの知らない視点でとりあげてもらった。今日の発表会もそうだが、オンラインの可能性も感じた。提案いただいた内容や映像は、ぜひ養父市で活用させていただきたい。」とコメントをいただきました。ほかの3人のゲストの皆さんからも、「3時間という長さを感じない充実した発表だった」と、学生たちへのエールをいただきました。ゼミ生の誰とも会えずコミュニケーションが取りにくい状況での作業となりましたが、各班ともに授業時間外も取り組みました。また、現地に行けずに一から養父市の現状を知り問題解決の糸口を見出す難しさがありましたが、行けなかったからこそ養父市のことを知りたいという意欲がさらに湧き、地域活性化の最前線で活動している方々との意見交換ができました。学生にとっても、本プロジェクトを通してwithコロナ・afterコロナにおける地域のあり方について考える貴重な機会となりました。